ひとり暮らしを「学生寮」ではじめる

大きな専門学校では、寮を備えている所もある。しかし、総じて言えるのは、寮の立地条件や設備、福利厚生等の内容に比べ、支払う費用が高すぎるのではないかという点だ。専門学校の殆どは無認可校、つまり、私立、私企業なのであって、営利追求が目的なのだということ。利益を出すために、寮などという利益が生まれない所で高度なサービスが期待できるわけはないのだ。ただ、勉強がしっかりとできたのは学生寮が快適だったおかげだと言う人もいる。愛知県から綾瀬の寮に入って二年間勉強した森本くんは、「寮の管理人夫妻がとてもいい人たちで、料理も毎回おいしくて、家にいるより快適だった(笑)。確かに料金としては安くはないけれど、マンション住まいでも食費や光熱費などで結果はそれほど変わらないはず」と学生寮賛成派だ。

「看護師の専門学校は、病院が経営する場合が多いし、実習の関係でどうしても病院隣接の寮に暮らすことになる。他のマンションに暮らすと不便なことの方が多くなるんですよ」と話すのは、昨年まで都内の看護師専門学校に通っていた富田さん。現在は地元の群馬県高崎市に戻って、公立病院に勤務している。
「ただ、私がいた寮はワンルームマンションと同じで、セキュリティは(女子寮ですから特に)しっかりしているけれど、食事は食堂で食べてもいし自炊してもいいし、自由でしたね。マンションですね。よく言う寮というイメージではなかったですけれど」学生寮の形態も随分と様変わりしているようだ。

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