ひとり暮らしに必要なもの 3

キレイ好きな人はどうしても洗濯機を置きたいところだろうが、2年程度の東京ひとり暮らしで洗濯機を買うのもなんだか勿体ない気がする。中古で洗濯機は簡単に手に入るのだが…。
渋谷にある服飾関係の専門学校に通った稲本さんは、「中古で洗濯機を買ったんです。やっぱり毎日洗濯したいから。でも、現実にはバイトもあるからヒマがなくて、一日おきが三日に一度になり…」
後々計算してみると、すぐ隣にあるコインランドリーに行った方がお得だったかも知れないと言います。それでも、洗濯しながら他のこともできるから、部屋にある方がやはりいいと。
「でも、洗濯機って、買うときは中古でも結構高いのに、売る時はもの凄く安い!そこがちょっと不満ですかね」

「結局は引っ越すのだということを理解しておいた方がいい」と先輩の知恵を聞かせてくれるのは、御茶ノ水の調理士専門学校に通う久保くん。
「僕は今年で卒業ですが、実家の岐阜県には戻らずこのまま東京で修行するつもりです。専門学校だけで故郷に帰る人は別かも知れませんが、僕のような東京残留組はこの先何度か引っ越すことも頭に入れておかないといけないと思います。だから、持ち物は極めて少なく、特に家具や電化製品なんかも最小限度に留めるようにしています」
先輩たちの中でも同様に東京に残る人たちは、飲食店に就職するとそこの寮に入ったり、店の近くに引っ越したりして行く例が殆どで、その度引っ越しに余計なエネルギーを使うのは嫌だということで軽トラック一台どころかワゴン車一台で済んでしまうほど荷物は少なくしているということです。
「まあ、いざという場合は夜逃げも楽ですし(笑)」

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