ひとり暮らしを「学生会館」ではじめる

親にしてみれば食事もついているし門限もあるから安心かも知れないし、専門学校でもガイダンスなどで勧めている所は多いが、現実的にはどうかという点が多いのも事実。食事の内容は学生会館の運営方針や管理人によって違う。ただ、食事の時間が厳密に決められていることで、学校の履修状態によってかえって不都合な面も出てくるはず。門限についても同様で、アルバイトをしないと苦しい学生や、インターン制度などで企業での履修がある生徒には不向きとなる。下手をすると風呂にも入れなくなる場合も。

アニメーターを目指す坂本さんも最初は学生会館を利用したが、半年でアパートに移ったと言う。「月末は課題が終わらず遅く帰る日が多いんですが、そうすると食事がない。でも、食費は取られる。近所の飲食店に行っていたら門限になってしまうので、いつもコンビニ弁当でした」一番のネックは門限か?集団生活を経験するにはいいかも?

もし学生会館でなければ家族が許さないという場合、親があなたをよほど可愛がっていると受け取ることもできるが、それはたぶんあなたが信用されていないということではないだろうか?親を恨むのは筋違いというもの。今までの自分の生活態度に問題があったからと考えるべきだ。
「二年間の学生生活は、ただ学校と学生会館との往復だけ。ばら色だと思っていたのに、灰色です」福祉系の専門学校で介護福祉を学んだ飯原さんは学生時代を振り返ります。福島県から東京に出たいと言った娘に対し、親は学生会館以外許してくれなかったと言います。「刑務所みたいとは言い過ぎですが、勉強するには確かにいい環境だったかな?それも今だから言えるんでしょうね」一人っ子の飯原さんには、集団生活を体験するいい機会だったとも感じているようです。

NEXT→
PREV→

↑PAGE TOP